介護付き有料老人ホームは、24時間介護スタッフが常駐し、食事や入浴、排せつなどの介護サービスが受けられる有料老人ホームです。主に民間企業が運営しており、一定の設備、人員、運営基準のもと都道府県の指定(認可)を受けている施設を指します。
介護付き有料老人ホームは特定施設入居者生活介護を利用して生活を支えます
介護付き有料老人ホームの特徴
- 24時間介護が受けられる
- 食事や入浴、排せつなどの介護サービスが受けられる
- レクリエーションや機能訓練などのサービスが受けられる
- 特定施設入居者生活介護で生活を支える
特定施設入居者生活介護とは?
介護付き有料老人ホームで受けられる特定施設入居者生活介護とは、要介護者が、食事や入浴、排せつなどの日常生活上の世話、機能訓練、療養上の世話を受けられるサービスです。
介護保険の対象となるサービスであり、費用の一部は介護保険が負担します。
特定施設入居者生活介護入居者生活介護の具体的な内容
入居者生活介護の具体的な内容は、以下のとおりです。
- 食事介助:食事の準備や摂取の介助
- 入浴介助:入浴の準備や介助
- 排泄介助:排泄の介助
- 衣類の着脱や整髪などの身体介助
- 機能訓練:身体機能や認知機能の維持・向上を図るための訓練
- 療養上の世話:病気やケガの療養に関する世話
特定施設入居者生活介護入居者生活介護の費用
入居者生活介護の費用は、介護保険が負担する部分と、利用者負担の部分の2つに分けられます。
- 介護保険が負担する部分:介護サービスの内容や利用者の要介護度によって異なりますが、一般的に月額10万円から20万円程度
- 利用者負担の部分:介護保険が負担する部分を差し引いた費用で、入居一時金や月額利用料、食費や光熱費などの費用が含まれます。
特定施設入居者生活介護の利用方法
入居者生活介護を利用する際には、まず、介護認定を受けることが必要となります。介護認定を受けたら、介護保険の被保険者証を施設に提出し、利用の申し込みを行います。
利用の申し込みが受理されると、施設の担当者が利用者の状態を把握し、ケアプランを作成し、入居者生活介護の提供が開始されます。
介護付き有料老人ホームの費用
介護付き有料老人ホームの費用は、入居一時金と月額利用料の2つに分けられます。
- 入居一時金は、施設によって異なりますが、一般的に100万円から数千万円程度かかります。
- 月額利用料は、介護度や施設の設備やサービス内容によって異なりますが、一般的に20万円から40万円程度かかります。
介護付き有料老人ホームの入居条件
介護付き有料老人ホームの入居条件は、施設によって異なりますが、一般的に下記の条件があります。
- 65歳以上の高齢者であること
- 要支援1から要介護5の介護認定を受けていること
- 自立して生活することが困難であること
介護付き有料老人ホームのメリット
介護付き有料老人ホームのメリットは、以下のとおりです。
- 24時間介護が受けられるため、安心して生活できる
- 食事や入浴、排せつなどの介護サービスが受けられるため、自分で行う負担が軽減される
- レクリエーションや機能訓練などのサービスが受けられるため、健康維持や生きがいづくりに役立つ
介護付き有料老人ホームのデメリット
介護付き有料老人ホームのデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高額になる
- 自由に外出や外泊がしづらい
- 入居条件が厳しい
介護付き有料老人ホームの選び方
介護付き有料老人ホームを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 費用
- 施設の立地
- 施設の設備やサービス内容
- 入居者の年齢や介護度
介護付き有料老人ホームのまとめ
介護付き有料老人ホームは、24時間介護が受けられるため、安心して生活できる施設です。費用は高額になるものの、食事や入浴、排せつなどの介護サービスが受けられるため、自分で行う負担が軽減されます。また、レクリエーションや機能訓練などのサービスが受けられるため、健康維持や生きがいづくりに役立ちます。
介護付き有料老人ホームに入居を検討している方は、費用や立地、設備やサービス内容などを比較検討して、自分に合った施設を選びましょう。
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